製品スペック
https://www.rapoo.cn/product/744
形状 (EloShapes より)
https://www.eloshapes.com/mouse/compare?p=Rapoo-VT9PRO
感想
マウスを Rappo VT9Pro に変更した。
Rapooは老舗?だけあってか、かなり作りが良い。以下のサイトのモデリング画像や分解動画からも見て取れると思う。
https://www.rapoo-eu.com/product/vt9pro/#specifications-anchor
https://www.youtube.com/watch?v=tHL1d6ml5SQ
形状は非対称。平べったい印象でお尻の形状が大きめ。手に吸い付くような形状で、触り心地もさらさらとして気持ち良い。正直、形状は私の好みではなかったけど使ってたら慣れて気にはならなくなった。ただ、もう少し後ろ側のふくらみが小さくてもよかった。
MCU は Nordic 52833 で、ポーリングレート 4kHz 用の wireless ドングルも販売されている(付属の通常ドングルは 1kHz まで)。PAW3398 が光学センサとして搭載されており、LOD(Lift of distance) が11段階に変更できる。
ガラスマウスパッドを使っているせいなのか、LODが小さすぎるとマウスカーソルの挙動がおかしくなるので、結果的にLOD機能は必須であった。(後で分かったことだけど、前に Zaopin Z1 で挙動がおかしかったのはこれも原因が含まれるのかもしれない。)
このマウスがほかの中華マウスに比べて良い点は C+ click という機構にある。これは logicool のマウスにも似たようなクリック機構があるが、クリック動作が正しく行えるようにバネでプリロードをかけて矯正している。
あとは分解してわかったことだけれども、指を乗せるクリックする1枚の板は普通は横方向に力がかからない仮定し省略して設計してもいいところを、ガイド(円柱と穴)でちゃんと拘束して、板が少しでも横にずれないように設計されていた。実際、これらによりクリック挙動に変な遊びがないし、しっかり(カッチリ)としたものになってる。
ただし、最近のマウスは非常に軽いので比較すると、70gは重いと言える。ただし、これには理由があり、バッテリサイズが大きく(駆動時間は長い)、ドングルを隠す蓋のギミックとドングルを収納するために磁石が使われていることが原因だと思われる(とくに後者が内部に隠されていてかなり大きいように見える)。
オプションとして取り外し可能なワイヤレスQi充電対応のユニットが販売されており、ドングル隠しの蓋の代わりに、磁石を利用してこのユニットを装着することで、ワイヤレスQi充電が可能になる。ちなみに軽量版の Air バージョンも存在する。
Rapoo のマウスは初めてだったが、真面目に作ってる印象を受けた(もちろんほかのマウスはどうだか知らないけれど、これはよく知った方が設計したようだ)。
現時点(2024.6)で Amazon では、5000円以下で購入できるみたいだ。この価格帯でこの性能とクオリティならば、間違いなくトップクラスであると思う。
静音化(マイクロスイッチの変更)
Omron blue dot [Omron D2FC-F-K (50M)] -> Huano Brown shell yellow dot
オムロンのはストローク量が少ない硬めのパチパチ系だった。私には重かったのとパチパチとうるさかったので、静かなマイクロスイッチとして密かに?有名な? Huano Brown(Yellow dot) に変更した。
Huanoのこのマイクロスイッチは、オムロンのものと比べてストローク量が大きめで、柔らかくコトコト系でかなり静かになった。丸形サイレント系のスイッチと比較したらわからないけども、サイレントタイプの中でも静かなマイクロスイッチのように思う。
ストローク量が少し大きいことは人によっては好き嫌いが分かれると思うが、かなり気に入った。耐久性は未知だけど、オススメしたい。
最近 MCHOUSE というところから g304/g305 の形状コンパチのマウス G3 series が登場した。私が待ち望んでいた g304/g305 形状のマウスで購入したい。が、見たところかなり簡素化されているようで、内部画像が出回るまでスルーか…。あと、VT9Pro から変更となると lod を細かく設定できないことが難点でもある。