価格は2019.10現在、Amazon.co.jp にて¥1,798(増税還元セール中でさらに5%引き)であった。
プロテインを飲むのはほぼ初めてである。
十年ほど前に明治のプロテインをもらって飲んだことがあるがどんな味だったかあまり覚えてはいない。
今回は、栄養補助の目的として購入して飲用してみた。
何の味に近いかといえば、味も匂いも薄い脱脂粉乳と似ている。
個人的には、すっきり飲めた。
水代わりに飲むという感じであろうか。添加物が何も入っていなので、複雑な味でなく、乳由来の味をうっすらと感じた。
水とプロテイン粉末を容器(100円均一の水筒プラ 400 ml)に入れてを振って溶かして飲んでいる。
付属のスプーンで2杯程度入れて、250~300 ml?くらいの水を注いだときであるが、ダマもなく、十分溶け切った。
容器はダイソーのプラ水筒(耐熱が60度と低いがシェイカー目的なら十分。詳細はこちら。)
もし購入して味がだめだったら、また、飽きたら、ココアの粉、コーヒーの粉を入れて飲んだり、
クッキー生地にまぜたり、パンケーキ、ホットケーキの生地に混ぜて焼いて、お菓子として
消費すればよいと思う。牛乳由来であるから、混ぜたとしても違和感なく食べられるだろう。
プレーンで、味がついていないということ。それは、自由に味が変えられるという利点がある。
以下、駄文。
WPC ホエイ グラスフェッド プロテイン プレーンと長い名前であるが、
チーズ製造の副産物である乳清(ホエイ;ヨーグルトの上に溜まる液体も乳清)から単離される
タンパク質である。WPCは、Whey Protein Concentrate の頭文字をとった言葉であり、
乳糖が含まれるタイプのプロテインであることを示している。
このタイプのプロテインでは、牛乳を飲むとおなかをゆるくされる方には適していない。
そういう方には、WPI (Whey Protein Isolate)という乳糖を分離したタイプがあるので、
WPIの表記があるプロテインを購入するとよい。
グラスフェッド (grass fed) は、牧草のみを食べて育ったということを表示している。
日本では、牛肉がどんな餌で育ったのかが表記されるという文化はないが、
米国では、法律によってそうであるのか、表記されるのが一般的であるらしい。
もしかすると、グラスフェドビーフだとかコーンフェッドビーフだとか聞いたことがあるかもしれない。
肉以外でも、欧州の一部の地域では、卵がどんな餌や環境で育ったのか、生食可能か等が記載されると聞いたことがある。
餌によって成長度合いであるとか、乳や肉の味が変わるらしいが、購入の時点でそういう選択の余地はないので、そもそも意識することがない。
聞いたところによるとグラスフェッドビーフとコーンフェッドビーフとでは、コーンフェッドビーフのほうがおいしく、グラスフェッドビーフは、それに比べると味気なく感じるようだ。
酪農で使われる餌が作られるまでの全体の環境負荷や与えられる抗生物質を意識して、
自然の中で、グラスフェッドで育った牛をわざわざ選択して、オーガニックな食品を選ぶ人がいるのだろう。
原料は、オーストラリア産のものを輸入し、袋詰めして売っているようだ。
プレーンはそのままの意味で味をつけていない、そのままの味であることを示している。
ビタミン入りや人口甘味料、香料入りのプロテインは、g当たりのタンパク質が減るので他の栄養素をとる必要がないならコスパがよい。
もっとも、Amazon.comなどから輸入したほうがさらに安い。
一日にどれくれい摂取するべきか?
日本人の食事摂取基準 - 厚生省https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/kenkou/eiyou/syokuji_kijyun.html
成人女性ならば、一日50g程度、
成人男性ならば、一日60g程度とればよいとされる。
一日のたんぱく質摂取推奨量(g/day) = 体重(kg) x 0.9 で算出できる。
算出方法は、以下のpp.90-91を参照(厚生労働省)。
https://www.mhlw.go.jp/file/05-Shingikai-10901000-Kenkoukyoku-Soumuka/0000042630.pdf
資料中には、高齢者や小児、妊婦に個別対応した推奨量算出方法が記載されている。
日本人の食事摂取基準(2015年版)の策定検討会で使われた資料のようであるが、
どんな方法で基準が決定さてたのかが読めて面白い。
また、年を重ねるに伴い筋肉量が減り必要なたんぱく質が減るが、内臓たんぱく質はほとんど変化しないというのは興味深い。
より効果的な飲みは?
もっともプロテインが吸収されやすいのは、運動後30分とされる。ホエイプロテインは、吸収されるのに1~2時間程度かかり、
ソイプロテイン(大豆由来)は、5~6時間程度かかるらしい。
これらを考慮して、逆算して摂取するとよい。
また、運動時間が長い場合は、運動中にとってもよい。
Ref.
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%B9%B3%E6%B8%85%E3%82%BF%E3%83%B3%E3%83%91%E3%82%AF%E8%B3%AA
https://kakakumag.com/sports/?id=11736