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2019/10/16

Xiaomi Redmi note7 ROM焼き直し方法のメモ

Xiaomi Redmi note 7 のROMをストックからカスタムROMに変更するための個人的なメモを残す(2019.10)。


そもそもなぜ行うのか?

ソフトウェア更新により、セキュリティの向上(セキュリティパッチの適用)、バグ(不具合)の修正、機能が改善また追加される。
通常、スマホがディスコンになり、公式の更新が停止したら、それまでであるが、非公式なROMは比較的に長期にわたりメンテナンスがされており、更新を享受できる。

ストックROMは、各社よりカスタマイズされている場合があるので、より標準的でクリーンなAndroid を使いたい、不要なソフトはインストールされないほうが好みならば、
焼き直しという選択肢があるかもしれない。
(出荷前にウイルスが混入される可能性がある場合、ROMを入れなおすことで、安心して使用できるとも言える。ただし、Xiaomi においてはおそらくないといってもいいのかもしれない。その理由は、Xiaomi はブートローダのアンロックがアカウント登録[電話番号]しないとできないようになっている。https://c.mi.com/thread-2262302-1-0.html においてなぜロックをかけるのかについて記述がある。)


もちろん、ROMの焼き直しは製品の保証はなくなるし、すべておいて自己責任で行わなけれならないし、問題が起こると自力で解決しないといけないので面倒である。

ROMの種類

ROM の種類は、 LineageOS、crDroid、Havoc-OS、Pixel Experience(Plus)、BootleggersROM、 AospExtended など多数ある。
これらは、https://forum.xda-developers.com/redmi-note-7/development から探すことができる。
どれが一番かはわからないが、通常は、標準的なROMである Pixel Experience を入れればよいと思われる。
また、安定でありつつもカスタムしたい場合は、Pixel Experience Plus にすればよい。
Pixel Experienceよりも安定性は損なわれるが、より性能を向上させたい場合やカスタムしたい場合は、LineageOSがよいと思われる。


・Pixel Experience
Pixel Experience は、Googleアプリとおまけ(ランチャー、壁紙、アイコン、フォント、起動アニメーション)が含まれたROMを基本としたAOSP(Android Open Source Project)である。
このROMの目標は、Android 9.0 に準ずる機器のプロパーな(適切な)機能を有すること、また、重要で便利な特徴を持ち、最大限可能な限り安定性や安全性を提供することとされる。
Pixel Experience(https://forum.xda-developers.com/redmi-note-7/development/rom-pixelexperience-t3947858
Pixel Experience Plus を焼く(https://forum.xda-developers.com/redmi-note-7/development/rom-pixel-experience-t3930709
Pixel Experience および Pixel Experience Plus の ROM ダウンロード先
https://download.pixelexperience.org/lavender/

・LineageOS
LineageOSは、ストックAndroidを超えた信頼性と性能を増加するためにデザインされた ROMである。表示などカスタム性が高い。
LineageOS(https://forum.xda-developers.com/redmi-note-7/development/rom-lineageos-16-0-t3923203

ROM インストールの手順

0.はじめに。

・インストールするスマホをアンロック
設定 -> デバイス情報MIUIバージョン という表示項目を7回くらいタップする。

設定 ->( システムとデバイス項)追加設定 -> 開発者向けオプション をタップして、
 OEMロック解除USBデバッグONにする。

・ Miアンロック
Xiaomi アカウントを登録したあと、 (開発者向けオプション内の)Miアンロック状態をタップし、登録したアカウントでサインインする。
電話番号を登録して、2段階認証(メールとSMSに送信された番号を使う、認証時間が短いので速やかに行う)を経た後、7日後(168時間後)にブートローダのアンロック申請が通る。

ブートローダのロックをするために、以下のサイトから Mi Unlock App を PC にダウンロードする。

https://c.mi.com/thread-2262302-1-0.html の zip ファイル
もしくは
http://en.miui.com/unlock/  からダウンロードできる。

ダウンロードした zip ファイルを解凍し、miflash_unlock.exe を実行し、表示される手順に従い、アンロックを行う。
スマホを fastbootモードにして(電源オフ状態で電源ボタンとボリューム-[下]ボタンを同時に押す)、スマホとPCをUSB接続する。
そして、ソフトに表示されるボタンをクリックしていくだけでよい。
より詳しくは、https://c.mi.com/thread-2262302-1-0.html の Unlocking Bootloader Procedure を参照する。

・MicroSD カードにダウンロードした(上記で挙げたような) ROM.zip を入れる。

1. twrp をフラッシュする(もしくは、OrangeFox をフラッシュする)

・twrp イメージのダウンロード
https://forum.xda-developers.com/redmi-note-7/development/recovery-unofficial-twrp-touch-recovery-t3921637

・terminal/cmdで twrpイメージがダウンロードされた先のフォルダの階層に入る。
・スマホをfastbootモードにして(電源オフ状態で電源ボタンとボリューム-[下]ボタンを同時に押す)、pcを接続する 。

ターミナルからコマンドを入力するために、以下のソフトを入手する。
Minimal ADB and Fastboot
https://forum.xda-developers.com/showthread.php?t=2317790

Downloads から Download Version x.y.z Here をクリックしてダウンロードする。
(インストールしたくない場合は、ポータブル版をダウンロードする)

(参考)
java se (https://www.oracle.com/technetwork/java/javase/downloads/index.html)をインストールしたうえで、
Android Developers(https://developer.android.com/studio/index.html)からコマンドラインツールをダウンロードする順当な?方法がある。

・ターミナルで  "fastboot flash recovery twrp_lavender.img" を入力する。

上記の Minimal ADB and Fastboot  Portable をダウンロードした場合、展開したフォルダ内に cmd-here.exe を実行して、コマンド入力する。
("twrp_lavender.img" は、ダウンロードした img ファイル名と同じであればよい。ちなみに lavender は、Redmi  note 7 の開発コード。)

・twrp のリカバリーモードで再起動する。
システムを再起動するためには3つの方法がある(2番目の方法が一般的)。
 (fastboot状態で)USB接続してターミナルから  "fastboot reboot" や "fastboot boot twrp.img(twrp.imgはダウンロードしたimgファイル)"(imgをRAMに流し込みブートする操作) と入力する。
 (電源オフ状態で)MIロゴが表示されるまで、電源とボリューム+ボタンを同時押し、電源が付いたら、電源ボタンを離してしばらく待つ。
 (電源オフ状態で)"recovery" が表示されるまで、電源とボリューム+と-をすべて同時に押す。


もしくは、OrangeFox

OrangeFox のほうがホットでよく更新されるみたい。
より詳しくは、こちらへどうぞ。

twrp とインストールの方法は、ほとんど変わりません。
OrangeFox の zip ファイルをダウンロードし、PCで展開したフォルダの中の img ファイルを fastboot flash recovery recovery.img で書き込みまでは同じです。
ここからが異なり、ダウンロードしておいた OrageFox の zip ファイルをスマホにもコピーしておき、スマホをリカバリモードで再起動します。flashboot~が正しく書き込まれると、OrangeFox のリカバリーが起動するので、(最初の画面はスワイプで消して) Install をタップし、コピーしておいた OrangeFox の zip ファイルを選択し、
通常のzip ファイルとして選択し、インストールすれば終わりです。



2.twrpに入り、データをフォーマットし、以下をワイプする。 Wipe > Format Data
 Dalvik/ Art Cache、 System、Data、 Cache(Internal strage; 内部ストレージは削除しない)


3.rom.zip をフラッシュする。
MicroSD カードにインストールしたいカスタムROM を入れておく必要がある。
twrp起動後に  rom.zip を入れ忘れたときは、 PC と USB接続し、twrp 上で操作(mount)することで MicroSD を開くことが可能。

 Pixel Experience の最新版 Android 10. 0 をインストール中でのこと。
OrangeFoxのリカバリーモードでROMをインストールするときに Error 7 が出た。
ログを見るとfirmware 10.3.6以降でなければならないらしく、FW更新してみたのだが、最新のFW10.3.10だとエラーが出た。結局、https://xiaomifirmwareupdater.com/#download から FW 10.3.6をダウンロードしてリカバリー(のInstall)から更新したら、ROMをインストールできた。xda の forumを読むと書いていた。


4.romをインストール後、gappsをフラッシュする。(Pixel Experienceの場合、gappsは不要
 3, 4 のダウンロード先はソースのポスト#2 を参照。


5. root を取得する場合、 Magisk をフラッシュする。

Magisk (https://forum.xda-developers.com/apps/magisk/official-magisk-v7-universal-systemless-t3473445)


6. システムに再起動(reboot)する。


Ref.
https://forum.xda-developers.com/redmi-note-7/how-to/one-redmi-note-7-unlock-bootloader-t3890751



EX. Xiaomi Redmi Note 7 の Xiaomi オリジナル ROM(MIUI)への戻し方

1.fastboot
http://en.miui.com/a-234.html から最新の fastboot の rom (*.tgz ファイル)をダウンロードする。
上記のURLのリンク先にしたがって、fastboot をインストールする。

2.Recovery
http://en.miui.com/download-360.html から最新の  rom(*.zip ファイル)をダウンロードし、スマホの内部ストレージか MicroSD に入れる。
リカバリーモードに入り、 Art Cache、 System、Data、 Cache を wipe する。
リカバリーモードのメイン画面に戻り、ダウンロードしたrom をインストール後、再起動する。