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2024/06/29

マウス Rappo VT9Pro に変更

製品スペック
https://www.rapoo.cn/product/744
形状 (EloShapes より)
https://www.eloshapes.com/mouse/compare?p=Rapoo-VT9PRO

 

感想

マウスを Rappo VT9Pro に変更した。
Rapooは老舗?だけあってか、かなり作りが良い。以下のサイトのモデリング画像や分解動画からも見て取れると思う。
https://www.rapoo-eu.com/product/vt9pro/#specifications-anchor
https://www.youtube.com/watch?v=tHL1d6ml5SQ

形状は非対称。平べったい印象でお尻の形状が大きめ。手に吸い付くような形状で、触り心地もさらさらとして気持ち良い。正直、形状は私の好みではなかったけど使ってたら慣れて気にはならなくなった。ただ、もう少し後ろ側のふくらみが小さくてもよかった。
MCU は Nordic 52833 で、ポーリングレート 4kHz 用の wireless ドングルも販売されている(付属の通常ドングルは 1kHz まで)。PAW3398 が光学センサとして搭載されており、LOD(Lift of distance) が11段階に変更できる。
ガラスマウスパッドを使っているせいなのか、LODが小さすぎるとマウスカーソルの挙動がおかしくなるので、結果的にLOD機能は必須であった。(後で分かったことだけど、前に Zaopin Z1 で挙動がおかしかったのはこれも原因が含まれるのかもしれない。)
このマウスがほかの中華マウスに比べて良い点は C+ click という機構にある。これは logicool のマウスにも似たようなクリック機構があるが、クリック動作が正しく行えるようにバネでプリロードをかけて矯正している。
あとは分解してわかったことだけれども、指を乗せるクリックする1枚の板は普通は横方向に力がかからない仮定し省略して設計してもいいところを、ガイド(円柱と穴)でちゃんと拘束して、板が少しでも横にずれないように設計されていた。実際、これらによりクリック挙動に変な遊びがないし、しっかり(カッチリ)としたものになってる。

ただし、最近のマウスは非常に軽いので比較すると、70gは重いと言える。ただし、これには理由があり、バッテリサイズが大きく(駆動時間は長い)、ドングルを隠す蓋のギミックとドングルを収納するために磁石が使われていることが原因だと思われる(とくに後者が内部に隠されていてかなり大きいように見える)。
オプションとして取り外し可能なワイヤレスQi充電対応のユニットが販売されており、ドングル隠しの蓋の代わりに、磁石を利用してこのユニットを装着することで、ワイヤレスQi充電が可能になる。ちなみに軽量版の Air バージョンも存在する。

Rapoo のマウスは初めてだったが、真面目に作ってる印象を受けた(もちろんほかのマウスはどうだか知らないけれど、これはよく知った方が設計したようだ)。


現時点(2024.6)で Amazon では、5000円以下で購入できるみたいだ。この価格帯でこの性能とクオリティならば、間違いなくトップクラスであると思う。


静音化(マイクロスイッチの変更)

Omron blue dot [Omron D2FC-F-K (50M)] -> Huano Brown shell yellow dot
オムロンのはストローク量が少ない硬めのパチパチ系だった。私には重かったのとパチパチとうるさかったので、静かなマイクロスイッチとして密かに?有名な? Huano Brown(Yellow dot) に変更した。
Huanoのこのマイクロスイッチは、オムロンのものと比べてストローク量が大きめで、柔らかくコトコト系でかなり静かになった。丸形サイレント系のスイッチと比較したらわからないけども、サイレントタイプの中でも静かなマイクロスイッチのように思う。
ストローク量が少し大きいことは人によっては好き嫌いが分かれると思うが、かなり気に入った。耐久性は未知だけど、オススメしたい。


最近 MCHOUSE というところから g304/g305 の形状コンパチのマウス G3 series が登場した。私が待ち望んでいた g304/g305 形状のマウスで購入したい。が、見たところかなり簡素化されているようで、内部画像が出回るまでスルーか…。あと、VT9Pro から変更となると lod を細かく設定できないことが難点でもある。

2023/12/11

皂品(Zaopin) Z1 に思うこと(分解済)

 * 半年くらいの使用 *


Z1

特徴

安い、軽い、センサーが比較的新しい、色のバリエーションが多い。
卵型で中央が高く、親指側だけにくぼみがある左右非対称の形状。重心位置はほぼ中央(高さ方向の重心位置も同様でほぼ中央と思われる, 電池の位置が上のフレームに納められ、ぶらさがってる設計)
Z1 Proとは違いホイール下に1つボタンがある。


悪い点

・USB-C 端子の位置がマウスのお尻(手首側)

分解してみたら MCU から近い場所に配線しただけのよう。なぜこの位置にしちゃったのか理由があるのだろうか。通常の使用だと、バッテリー容量が大きいもの(500mA版だったかな?)を買って、ポーリングレートを下げれば、駆動時間が伸ばせるので問題にはならないように思う。

・クリック感はあまりよくない

人差し指と薬指に触れているパーツがマイクロスイッチを直接押下する方式をとっている。クリックされるまでのストロークが多く、だるな感じ。logicool の Gxxx 系マウスみたいにバネと片持ち部品を介して動作を矯正する機構ではないので、きっちりとした押し心地ではない。

・クリック音が大きい

おそらく外装に起因するもので、スイッチがほぼ露出しているのと変わらないからクリック音が響く(G304を同型スイッチ[Kailh GM8.0]に変更しての比較)。
ユーザー側で後からパーツを分解して色のカスタムが容易に可能なように簡単に外せるようにするために露出される状態になっているが、私にはデメリットとして大きく感じる。分解してからわかったことだが、2足のマイクロスイッチにも対応するよう基板設計がされてあるので、静音マイクロスイッチに交換してもいいかもしれない。
(ごくたまに静音マイクロスッチ換装できるマウスも存在していることからまねて作ってるだけで、クリック音の対応策としてそういう設計にはしていないと思われる。
製造工程の短縮のために、3足マイクロスイッチの半田を1つ飛ばして浮かすのは理解できるけども、設計ミスなのか?そもそも2足分しかはんだ付けできない状態です。ランド自体を無くすのはやめて欲しい。)

・マウスのカーソルが反応しないことがある

これは(おそらく)製造ミスによるものだと思う。光学式マウスは、センサとレンズとが一緒になって初めて正常に動作する。
 このマウスに搭載されているIC(PAW3395)は IC にレンズが固定される設計(IC にレンズをはめる窪みやガイドなどが存在)になっている。
 IC 出荷時にはレンズと分離されてないとはんだ付けできないので、レンズは製造側で最終的に IC に固定するようになっているようだ。
 この固定する工程が飛ばされており、レンズがずれセンサーが出した光を正しく受光できず、マウスカーソルの反応が悪かったりしてたみたい。
 本来は、レンズ樹脂の上部には突起がありそれをICに挿入して熱で溶着するみたいであるようだ。わかって省いたか、もしくは作業者が忘れたのか・・・。
 とりあえず、ホットボンドで固定したら、フリーズ現象は今のところ治ったようだ。

・MCU ファームウェアや管理ソフトの出来がいまいち

マウスの電源スイッチを「オフ」状態にしているにもかかわらず、USB充電中にマウスが有効状態になる(デバイスが接続されていれば認識し、クリックやカーソルも反応してしまう)。
 言語がCNのみ(なぜか英語もだめ。日本語化を試みたけど表示されず)。
 この手の中華マウスは似通った構成でそれにともないソフトも流用(コピー?)されている。このマウスの MCU は Compx tech 製で下位クラスに位置付けされているので採用も少ない、上位クラスの Nordic 製を搭載製品に比べたらアプデが来る優先度は低いと思われる。また最近は、無線 4k 有線 8k な Realtek の IC もすでに登場しているので、今後はそちらに移っていくかもしれない。
 公式サイトのマウス管理ソフト配布バージョンと実行したバージョン管理が違う(笑)。

・コイル鳴き?

気にならないレベルだが、耳元にマウスを近づけるとコイルが鳴いてるような小さな音がする。

総評

あえて点数つけるな60~70点。手を入れたら80~85点か。色も形状も好みであり、開けてみて極力安く作れるようなシンプルな設計となってて面白かった。
持ちやすくて軽いけれども、私の手と使用環境(Z1 + 中華ガラス製マウスパッド)では合わなかった。
カーソルを動かし停止させて1回クリックするという動作を連続して速く行うときに、意図しないドラッグが発生する。これはおそらく、クリックストロークが長いことやマウス形状から変に力が入りやすいこと、またガラスマウスパッドを使用している影響で滑りやすく、静止クリック時に微妙にマウス本体が振れているようだ。DPI、持ち方や持つ力をどうかえても稀に発生する。マウスパッドとマウスソールとが(滑りにくい方向に)マッチングするように合わせこむとましにはなるかもしれない。あとひたすら連続クリックしたときに稀にクリックが失敗する(押し方が下手なんだろうけど、logicool が安物にもクリックストローク制限とかバネつけてるんだから必要な要素なんだと感じた)。
もともとは、布マウスパッド(QCK) が消耗して滑らなくなったのでガラス製マウスパッドに変更したら、前に使っていた G304 ではリフトしたときにマウスカーソルが飛んだり微振動していたので、マウスパットも消耗してるしということでマウスを変更するに至った。
また布マウスパッドは湿気の日にマウスの重さを感じていたが(消耗してた布を使ってたのもあるかもしれないが)、ガラスマウスパッドにはそれが存在せず、消耗も気にしなくていいのでよかったのだが問題が増える・・・。


=> Rapoo VT9Pro に変更中。長期レビューできていないけども、現状、平たいマウスのほうが私には合ってたみたい。


エンコーダーの調整
マウスホイールの回転が硬すぎたので分解して調整した。分解は底面にネジはなく、上側4本のネジを取り外し、ケーブルを外すとエンコーダーに対面する。

https://www.kailhswitch.com/info/mouse-wheel-failure-33301870.html
エンコーダーを(サイトの下から二番目の画像(図面の上にある3D図面)で示すと、右から2番目の金属部品)
プラギヤと対になっている金属部品の抑えをギヤとは反対方向に力をほんの少しだけ加えて回転の抵抗を減らすよう調整する。

Zaopin Z1 で妙にカーソルの動きが悪い(一瞬止まる)と感じる場合
→ センサーとレンズが固定されていない個体があるようなので、分解して何らかの方法で接着すると改善されるかもしれません。

失敗してもリカバリーが効くようにホットボンドで IC 上部に貫通したレンズの突起部分を固定しました。

2022/03/10

起動しない BIOSTAR B660GTN UEFI/BIOS の更新方法

ことのはじまり

PC を新調するため、はじめて1から部品を選定して組んだのだが、マザーボードの UEFI/BIOS をアップデートしたらマザーボードの POST LED が CPU から進まず、起動しなくなってしまった。
数日、紆余曲折を経てから、USB フラッシュメモリに入れていた更新データのハッシュ値を調べてみると、元のファイルと違う値が返ってきた。USB フラッシュメモリにコピーしたデータがもともと壊れていたのであった!
 

購入店の保証を読むと、BIOS 更新によるトラブルは補償対象外となっていた。保証対象外の修理代を払うのも癪なので、自分で書き込むことにした。

あの一度しか起動画面を見ることができなかった悲しみを、消し去ろう。

(すべて自己責任にて行ってください)


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(愚痴:更新データをダウンロードするときにもサイトにハッシュ値がないから、ベリファイができない。よって破損もしくは改ざんされてた場合に確認できない。
BIOSTAR の場合、アップデート時にチェックサムとして文字列が4文字表示されてるけれど、それを確認する方法は記載されない。windows から書き込みできるソフトにはあるのかもしれないけども実行したことはない。
他社のウェブページを見ても基本的にベリファイ用の文字列は表記されてないので、ベリファイはしないのが一般的みたい。
他社製品では BIOS とはおそらく独立してアップデートできる機能が組み込まれてるから、今回のような破損したデータを書き込んで起動しなくなった場合の復帰が楽なんだろうけど、容易に更新できることとファイル整合性の確認とはまた別の問題である。)
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マザーボードの物理ポート調査

BIOSTAR B660GTN のフラッシュメモリ IC は 25Q256JVEQ であった。ver.500(品番により IC の変更があるかもしれません)
フラッシュメモリ IC に接続が行える JSPI1 端子は CMOS リセットの近くにある。
JSPI1 端子はシルク印刷で数字が振ってあるのでピン番号はそれに従うことにする。端子のサイズは 2x5、ピッチ 2.0mm が適合する。
JSPI1 端子と、JSPI1 端子のピンアサインとその先につながっているフラッシュメモリ IC からの機能は、それぞれ以下のとおりである。

+----------+
|2 4 6 8 X |
|1 3 5 7 9 |   X:No pin.
+----------+
JSPI1 connector on motherboard (BIOSTAR B660GTN).


Table of pin number of JSPI1 and its function from flash memory IC.
P.N | Pin fnc.
1   | N.C
2   | /WP
3   | VCC
4   | GND
5   | /CS
6   | CLK
7   | DO
8   | DI
9   | /HOLD or /RESET


どんな書き込みソフトがあるのか?

CUI ベースでは flashrom (https://www.flashrom.org/Flashrom)、GUI ベースでは UsbAsp-flash(AsProgrammer) が有名?それぞれのソフトにおいて、多数のデバイスがサポートされている。
比較的入手しやすい Arduino を ROM ライターとして使うことできるようなので、今回は Arduino を対象として記述することにした。

Arduino を書き込みデバイスにする方法

https://github.com/nofeletru/UsbAsp-flash から最新リリース版の AsProgrammer_x.y.z.zip ファイルをダウンロードし、ファイル展開後、
github にある arduino -> asprog のソースコードをコンパイルし、書き込むことで通信デバイスとして使用することができる。
コンパイル、書き込みついては検索したら多くの情報が出てくるので省略する。arduino-cli でコンパイルして Arduino nano に書き込み、通信デバイスとして使用した。


Arduino と JSPI1 との接続方法
今回、書き込み対象の IC では、配線図は AsProgrammer に含まれている以下の画像を参考にした。
また、SPI 以外にも I2C、MicroWire のそれぞれの接続方法が画像(scheme*.gif)としてあるので、他の IC の場合でも参考にするとよい。


配線図(https://github.com/nofeletru/UsbAsp-flash/blob/master/schemeSPI25.gif

JSPI1 <--> Arduino nano (Pin)
-----------------------------
  /CS <--> RST (D10)
  DI  <--> MOSI (P11)
  DO  <--> MISO (P12)
  CLK <--> SCK (P13)

書き込みに使用する Arduino のポート端子は、asprog ファイルの define.h に記述されている。

Asprogrammer の使い方

1. IC品番検索  IC -> Search -> IC 品番を入力する。
2. 書き込み機器選択  Hardware -> Arduino を選択する。
3. 書き込み設定  Options -> Arduino COMPort -> 「COM数字」を入力[*]してOKをクリックする。 [*]・・・必ずCOMも入れてタイピングすること。数字だけでは認識しません(v2.0.3)。
4. 書き込み ROM 選択  アイコンから Open file -> ROM(BIOS) ファイルを選択する。
(5. 元 ROM の削除  アイコンから Erase IC を選択し、実行する。) → これはなくてもよいかもしれません。
6. ROM 書き込み  Program IC を選択し、実行する。
7. ROM ベリファイ  Verify IC を選択し、実行する。 → これはしなくてもよい。


結果
起動したら CPU POST コードで止まることなくなったが、接触不良で DRAM エラー。刺しなおして、今度は無事起動し復帰完了。


Execution time (Write, 32MB): about 43 min.(No verify) @ Arduino nano clone (328p) + CH340 (USB to Serial conveter), Typical SPI protcol 8 MHz,
12.4 kB/s
別の書き込みライターなら(桁違いに)速いだろう。


P.S コピーしたデータが壊れる USB メモリは破壊後、破棄しました。

Thank for Asprogrammer developer and supporters.

2021/03/25

Amanero 互換基板 ファームウェア更新方法(Zishan U1)

ここでは Amanero を利用してるヘッドフォンアンプ Zishan U1 の ファームウェア更新について記述する。しかし、詳細の不明な Amanero コンパーチブル基板でも、基板を追っていけばアップデートを適用できると思われるので、その方法として残しておく。

 (注)Zishan U1のアップデートは出来る(た)が、推奨もされていないしおすすめもしない。もともと正規品でないこともあり、公式配布ツールは自分のハードやソフト環境では使用できなかった。よって、非公式ツールにより書き込みを行った。一度でも下に記述するようなリセット操作をした場合、デバイスに書き込まれている情報が消去されるので、brick、いわゆる文鎮化(重しとしか使えない箱)するので注意してください。

---

 残念ながら、Zishan U1 におけるアップデートの詳細情報がない。
Amanero のコンパーチブルUSB-I2S変換基板(コピー基板)は多数存在するため、書き込みソフトの情報はある。しかし、書き込みを行うためには基板にアクセスする必要がある。そのため、はじめに Amanero 公式ページにある回路図から Zishan U1 の回路を追っていくことにした。

同公式トップページよりダウンロードした Combo384 USB Section (ファイル名USB_E.pdf)を見ると
ファームウェアアップデートzipファイル(oem_tool_xxx; xxx=ver. ここではoem_tool_117を使用した)を解凍したフォルダ内の
README.pdf 中で登場する P3 のヘッダーピンアウトを発見することができる。
この P3 は、P3_1(VCC_3.3V_USB)、P3_2(ERASE)、P3_3(GND)のポートで構成されることがわかる(ここで、それぞれP3の端子に P3_x と定義する)。
READMEの基板シルク印刷には数字が振られてはいないが、おそらくP3_2とP3_3、
つまり、CPU の ERASE端子 と GND をショートさせることによって、消去モードになるのだろうと考えられる。

もう少し詳しく知るために CPU のデータシートを見てみる。Amanero で使用されている CPU の型番は ATSAM3U1CA-AU である。
この型番で検索すると、Atmel-6430-32-bit-Cortex-M3-Microcontroller-SAM3U4-SAM3U2-SAM3U1_Datasheet.pdf がダウンロードできたので、
説明には、このデータシートを使うことにする(Atmel-6430G-ATARM-SAM3U-Series-Datasheet_31-Mar-15; 20150331版、ドキュメント情報はフッター参照のこと)。

CPUのピンアウトは、データシートから p.14 の 4.2.1 100-lead LQFP Package Outline に記述されている。
また、ERASE端子 は Table 4-3.より 43番目のピンであることがわかる。ERASE端子 を機能させるには、
p.26 の 6.7 ERASE Pin を読むと、この ERASE端子 を GND に落とすように書かれているので間違っていないようだ。

CPU上の基準点を示すへこみを左下において、そのへこみのすぐ下がピン番号1としてはじまり、右→上→左→下の順にピン番号を数えていく(反時計回り)。へこみの左がピン番号100で数え終わる。
実際の作業ではピン番号43を探し、その先を追っていき、スルーホールが開いてる箇所を探す。次に VCC_3.3V_USB や GND であるが、スルーホール近くにあるはず(基本隣接されている)。
VCC_3.3V_USB との違いはそのスルーホールの形から判断する。GND は基本ベタパターンだと思うので、そのスルーホールは広い面積を持っているだろう。

 ***

以上の情報により Zishan U1 の基板を見た結果、以下の画像の青枠で囲ってある場所をショートさせればよいことがわかった。

図. Zishan U1 のリセットピン(青枠)

---

Amanero 更新の基本的な手順

(公式ツール zip ファイル oem_tool_xxx に同封されていた README.pdfより)
 

(MS Windows OS搭載の PC 必須)

1) フォルダの更新ツールを解凍する、例えばデスクトップ上に。
2) フラッシュの削除

画像注釈
左: 赤の接点は1秒以上ショートされると削除される.
右: フラッシュを削除するため USB ケーブルをさして、写真の P3 のパッドの両方を接触させる。そして、 USB ケーブルを抜き、デバイスをリセットするために再度プラグをさす。

3) 削除されたデバイスを再度さしたとき、Windows はドライバについて尋ねてくる。必要とされるドライバ情報ファイル atm6124_cdc.inf は解凍されたファイルにあります。
4) インターネットに接続されているか確かめてください。
5) ConfigTool.exe を実行し、 FLASH CPLD を押す。
6) 終了したとき、USBケーブルを抜き、再度さす。
7) 3-4秒間待ち、USBケーブルを抜き、再度さす。
8) FLASH CPU を押して、終了したらUSBケーブルを抜く。
9) USBケーブルを再度さし、すべてうまくいった場合、オーディオドライバはデバイスを検出するために必要です。

 

非公式ツールによる更新

使用ツール AmaneroLoader

配布先 http://forum.vegalab.ru/showthread.php?t=59043&page=43&p=2664922&viewfull=1#post2664922

使用方法

0.更新するデバイスをリセット後、PCに接続する。

1. デバイスマネージャーより接続したデバイスのポート(COMx)を確認する。

2. ダウンロードしたファイルを解凍して、run.bat を開き1.で調べた COMに書き換える 。

3.デバイスが対応するCPLDを調べ -i=xxxx.LOG を書き換え、run.bat を実行する。

4. 次に3と同様に CPUを書き込む。

* Zishan U1 の場合は CPLD_1080, DSD512x48x4

 Ref. https://www.hkepc.com/forum/viewthread.php?tid=2597775

 

公式ツールによる更新(追加: Maybe modified official software. If you use this tool, the amenero devices can update newer firmware above description.)

https://drive.google.com/file/d/15KFVRrOatjb1CrFUDpOp12IkckLEsJx9/view?usp=sharing

https://www.head-fi.org/threads/zishan-u1-hifi-usb-dac-amp-thread.933685/page-11#post-16605943

 

アンプ付DAC Zishan U1 購入(個人的なメモ)

 昨年 aliexp で Zishan U1 を購入した。購入時点ですでに新しいものというわけではないし、情報が皆無というわけではないが、メモとして残しておく。

https://www.head-fi.org/threads/zishan-u1-hifi-usb-dac-amp-thread.933685/
フォーラムに貼られた情報はすでにグーグル翻訳に通されてあり、それをてきとうに翻訳した。それによってわかりにくい単語が出現していたので誤りがあるだろう。

特徴
- PCM デコード上限 32bit/384kHz
- DSD デコード上限 1bit/5.6MHz
- AK4493EQ DAC
- OP275 LPF (soldered)
- OP275 AMP (soldered)
- デュアル crystal oscillator
- Atmel Atsam Microcontroller
- Xilinx FPGA
- 3.5mm Power Output (PO)
- 3.5mm Line Output (LO)
- デュアル USB-C ポート; 充電ポート (I/O) と データ USB DAC ポート (Input)
- 3.8V 884566 4200mAh Battery
- ±9V 電源供給
- Elna コンデンサ
- Volume knob
- Supports QC2.0/QC3.0/MTK PE/USB PD クイック充電 と 充電出力 (他の方法として、電源やバッテリーバンクとして使用することができる)
- Portable サイズ 100mm × 50mm × 20mm (長さ x 幅 x 厚さ)

詳細(Zishanから直接)
Zishanは USBデコーダーを突然思いついたので、U1と名付けられたモデルで発売された。
管理利益のため、1つのコンピュータデータケーブルは単体なので、注意して下さい。

市場では多くのに似た製品があるが、 U1 の特徴は?

1. U1 は 4200mAh の急速充電やクイック給電の双方向チャージがあり、スマホ電力を消費せず、またスマホを急速充電することができます。


2. U1 は Italian Amanero digital interfaceの適合性のあるドーターボードで、Zishanの推奨デュアルクリスタル + CPLD I2S ソリューションであり、 DIYする人のために I2S キー信号への配線があります。
コンピュータに接続したいだけで、購入者に直接バッテリーを抜くよう言わなくてよく、 J1をショートすることで "desktop" USB デコーダーとして使用することができ、U1 はこのときに USB DAC ポートから電源をとります。このデコーダの設定は簡単ではない、しかし、真空管アンプのため Amanero digital interface + full blood AK4493EQ + Tu 9V power supply + dual OP275 + native 3.5 LineOut + HIFI standard アンプ! スピーカーを駆動するための人々に便利です。

デフォルトファームウェアは CPLD_for_1080 + DSD512 × 48 × 44 と互換性があります。
ドライバー互換性:以下のセクションのリンクを見てください。 (A)

PCM 384K 32Bit までサポート
DSDハードソリューションは DSD128 だけが保証され、なぜならば利益がちっぽけなので、他の DSD256 DSD512 設定は Baidu や Google に投げる必要があり、
キーワード "Italian amanero foobar2000 settings" と検索すれば、良い情報がある。重要なことは3回言う:わずかな利益、テクニカルサポートなし!低い利益、テクニカルサポートなし!低い利益、テクニカルサポートなし!
以下の DSD設定リンクは参照のためだけです。 (B)


3. U1 は Android Apple "リトルテール" です
Android 携帯は直接双方向 Type-C ケーブルを使用し、一方の終端は携帯の Type-C ポートに接続し、もう一方は U1 USB DAC ポートに接続する。
一般的に、 Haibei(Hiby?) もしくは USB Audio Player PRO が USB排他で開くために使用される。
多くの Android 携帯とシステムバージョンがあることに注意してください。多くあるが、 必ずしも USB DAC 出力をサポートとはいえなく、 Zishan は制御できない、購入者のトスが必要で、初めにモバイルフォンが USB DAC出力をサポートするかどうかの確認を推奨し、U1 はコンピュータへの接続するためだけを保証します。

Android ソフトウェアリンク: 以下のセクションのリンクを見てください。(C)

Apple 携帯は Lighting - Type-C ケーブルを購入する必要があり、もしくは Apple camera kit を買い、一方の終端は Apple 携帯の Lighting ポートに接続し、他の一方は U1 USB DAC ポートに接続し、Apple プラグインは USB DAC 出力、再生ソフトは無料です。もし認識がなければ、もしくは、使用中数秒後に切断された場合、pro-Lighting - Type-Cケーブルもしくはカメラケースの中の認証チップが海賊版ということを意味しており、再度購入を推奨します。
利益はちっぽけだが、上の二つのラインは標準ではなく、あなたはそれらを分けて買う必要がある。1本の標準コンピュータケーブルのみが接続されています。


4. 不十分な hanging gear と言及すべきこと
1) スマートな電源オンと電源オフ、 USB DAC を接続、 U1 は自動的に電源がオンになり、ノブのインジケータライトが光るだろう、また、ケーブルが抜かれたとき、電源が自動的にオフになるだろう
2) 最小音量で5分以内に high-voltage オペアンプに電源を自動的にオフにし、最小音量で20分以内に自動的にシャットダウンし、そして音量が増えたとき自動的に元の状態に戻される
3) ローバッテリー時自動的にシャットダウン
4) 物理リレーは電気的スイッチなしで、静穏です
5) 総アルミハンドルノブは良く、メインコントロール ADC 取得ノブは CNC AK4493EQ ボリュームであり、ノブのバイアス問題を完全に解決している
6) ボディはパターンを持たず、ユーザーは自由に遊ぶことが出来る
7) 12 時間以上の駆動時間


ブロック図



Links:
∆ ZiShan U1 はここで購入できる :
https://m.tb.cn/h.VO0RhDa?sm=dbacc7 (priced at $34)
∆ Amanero ドライバーリンク (A):
https://www.amanero.com/drivers.htm
∆ DSD 設定リンク (B):
https://pan.baidu.com/s/17WTwiTPi2u-PUbozKPgctA
Extraction code: n055
∆ Android ソフトウェアリンク (C):
https://pan.baidu.com/s/1IWEaVzzjQA52NEBHMjGgUw
Extraction code: 2zpn

更新:
いまのところなし。

NOTE:
***(略)***

2020/03/26

サンワサプライのロープロファイル赤軸(400-SKB057 BR)購入

サンワサプライのロープロファイルメカニカルキーボードを買った。
https://direct.sanwa.co.jp/ItemAttr/400-SKB057

メカニカルキーボードは多数あるけども、この大きさで慣れ親しんだ日本語(JIS)配列のものは多くないし、特にロープロファイルとなると数製品しか選択肢がない。
使用した感じでは十分おすすめできる製品であると思う。

価格は、値下げセール時に10%OFFクーポンを併用して7632円であった。
キーボードしては高いが、メカニカルキーボードとしては安い部類である。

例えば、メカニカルスイッチの公式通販ショップで本製品に使用されている同等品のメカニカルスイッチだけ買うとしたら、$9.7/lot(10pcs)である。108円前後/1ケだとして、91キーなので約9830円。
もっとも、メカニカルキーボードでさらに安いものもあるから正直相場がわからないが(安いといわれるキーボードでも数年前だとさらに安かった)、セール時やクーポンを使って購入すれば、お得なキーボードといえるのではないだろうか。

以下の記事によると、ここ数年でゲーミングキーボード(メカニカルキーボードとほぼ部品は同じ)の単価が上昇している。

ゲーミングキーボードの需要拡大でキーボード全体の平均単価が上昇
https://pc.watch.impress.co.jp/docs/news/1236955.html

ゲーミングデバイス需要によって平均価格が上昇するにともない、それに必要なキースイッチも高くなったのだろう。上記のサイトの価格のグラフによって、このサンワのキーボードは平均よりも少し安価であり、値下げで普通のキーボードとゲーミングキーボードの中間価格帯に位置付けできる。
(ゲーミングキーボードにとって、必要な条件とはなにかは不明だ。Nロールオーバーに対応しているとか、ポーリングレートが高い、RGBカラーで光る、マクロ機能・マクロキーがある、
マネージャアプリとゲームアプリとが連携できるなどが挙げれるだろうか・・・)


はじめ、Aliexpressで出店をしてる自作用キーボードを注文して作ろうかと思っていくつかみつくろっていたが、
ちょうどセールをしていたので出来合いのものを買ってしまった(この手のものは自作すると安くなるだろうと思っていたが、PCB・ケース・キートップ・スタビなどカスタムしても、しなくて結局高くなる)。
どちらにしろ今注文をかけても、流行り病の影響で輸入に時間がかかるだろうからちょうどよかった。

製品としては新しくはないので、すでにほかにレビューがあるだろうけども、駄文として残しておく。

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・以前使用していたキーボード
以前は、Buffaloのパンタグラフを使っていた。型番は、BSKBU14BKであった思う。
このキーボードは、省スペースでありながら、ほぼフルキーで、テンキーもついていた。
特に気に入っていたのが、ノートパソコンのように矢印キーに HOME や END などの操作が Fn との組み合わせで行えることである。
行の最初に飛ぶとかブラウジングでトップに戻るなどの操作が、ホームポジションを保ったまま楽に行えるのであると非常に便利であると思うが、
この手のパンタグラフ式キーボードで割り当てられているものは多くはない。
ただ、この製品の個体差なのか底がはじめから歪んでたので裏面にテープを張り高さを調整したり、
キーがスムースに動かないだとか鳴くことがあったので、キートップをすべて外してグリスアップしたりして何年か使っていた。
使っていたのだが、ついにキーマトリックスの1か所の列が反応しなくなった(NumLockの列が無反応になってるので、断線してる)。
まだ直せば使えるんだろうけども、キー文字も薄れてきてるので引退させることにした。
また、Nロールオーバー対応のキーボードが欲しいなとも思っていたので新調することにした。
(6keys/s前後で低迷したので、このキーボードではもう速く打てないのと思ったが、これは杞憂に終わる。)
このキーボードは(実際には記載されていないが)同時に6キーまでは対応していたはず(全キーだったかは不明)。

省スペースでありながらほぼフルキーであり、そのキー配列とパンタグラフ式が好ましいと思う人が買うものであって、他に良いキーボードがあるだろうから、わざわざこれをおすすめできないなと思う。
(安価であるがゆえにコストカットでしかたないのか、もっとケース側が改良されたら購入するかもしれない。)
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・外観
 

表も裏もシンプルなデザインである。大きさは354mm(こぶし3つと少し)なのでコンパクトである。そして、ロープロファイルタイプなので薄い。この薄さならば、パームレストは長時間使用しないのであれば、不要であると思う(基本的に、指は甲の上方向に向くほど疲れやすいので、指は水平より下の位置で押したほうがよい)。
表は黒のアルマイトが施されており、端は斜めにカットされている。
矢印キーの上には、SANWA SUPPLYのマークとその下にMechanical keyboardとが印字さている。
キートップは文字が銀色で、他の部分は艶消し黒(マット調?)で塗装されている。
マット調の塗装なので、手が油でよごれていたり、ハンドクリームなどを塗った手で触ると跡が残ってしまう。
表面には、クリア塗料はないかあっても薄いように見える。使用しているとテカリだして、摩耗が進むと下地素材である乳白色のプラが露出するだろう。
持ち上げてみるとキーボードにしては重く、横から見ると2mm?2.5mm?厚くらいの金属板(アルミ材)がキーの下に鎮座している。これだとたわむ心配はないだろう。
(メカニカルスイッチキーボードは、上からスイッチ、金属板、基板の順に並んでいる。スイッチは金属板に固定され、基板に直接半田付けされている。構造上、剛性は基本的に金属板に依存するので、これがたわむと基板やはんだ部によくはないと思われる。)

キーの下に単色(白)LEDが配置され、キートップ文字が白色に光る。
普通の光らないキーボードのキートップ文字はアルファベット文字などが左上によっているが、
このキーボードではキートップ文字の位置が中央に寄せて印字されているので、LEDを光らせたときの見栄えをしっかりと気にして作られている。ただし、フォントの大きさが少し大きく感じる。個人的にはもう少し小さいほうが良い。
LEDをカメラで撮ってみると、ちかちかと点滅していることから、パルス制御で光らせていると思われる。
さまざまなライティングモードが用意されている。またこのLEDは、ある操作をすれば、消灯もできるし、光り方を任意に変えることも可能だ。


・打鍵感
メカニカルキーボードは初めてであるが、ロープロファイルであるからかほぼ違和感なく使えている。パンタグラフ使用歴が長かったときの癖で、指を滑らすように打っていると他のキーに触ってしまうことで誤入力される。また、前に使用していたキーボードとキーの特性が違うため、複数同じ文字が入力されたりするのですんなりとはいかない。
箱状の「スイッチ」を押しているので指のストローク量をある程度大きくして打ち、素早くしっかりと離すことが要求される。約一ヵ月使用したが、上記の違和感はほとんど消えた。

このキーボードは赤軸と青軸とがある。赤軸はリニアであり、青軸はクリッキー(クリック)タイプで、それぞれ押し具合が異なる。
よく青軸はうるさいと聞くのと(比較動画はサンワ公式がYoutubeにアップロードしている)、打つ時の力がより軽い方が疲れないので、より軽い力で押せる赤軸にした。もしかしたらパンタグラフからでは、赤軸は底までスッと入り押したという抵抗がないので、クリックタイプの青軸のほうが違和感はなかったのかもしれない。

実際の音であるが、押すときに音がスッと聞こえ、キーが底打ちしたときに音が出る。また、キーから指を離したときにも音が発生する。
当然、パンタグラフと比較すると全体的に音が大きくなる。ゆっくり打ち、キートップからゆっくり指を離せばほとんど音はしない(かなり煩わしいが)。静穏化するのに、キートップを外して、Oリングをつけることがこの手のメカニカルキーボードでよく行われているが、
慣れてしまい気にならなくなってしまったので、わざわざつけることは必要ないように思う。
もしつける場合は、逆の凸型の形状をしているので以下に述べているkailh.comのホームページからスイッチの図面を見てOリング径の参考にされたい。
スッっとした音については、キーの軸にグリス(おそらくタミヤのセラグリスを使う;スイッチ付近にシリコングリスはNG)を軸の摺動部・支持金属に塗布すると消えるかもしれないので塗る予定。→塗ってみたが、特に変わらない。スッとした音は内部の金属接触の音みたいだ。

打ち味はもっと軽いほうが好みだ。このキーボードに使用されているスイッチは、
中国にあるKailhという会社のもので、Choc Switch というシリーズのラインナップ(http://www.kailh.com/en/Products/Ks/CS/
から、サンワの仕様である動作力(Actuation force) 45±10gf の赤軸は、CPG135001D01 と一致する(ただし同型とは限らない。キートップにKailhのマーキングだけでなく、DAREUのカスタム品なのかDAREUマークも刻印されている)。
(Alliexpressの公式ショップ?を見たら Choc Switch Pro があり、上記のラインナップには記載されていないが 35gf と軽い。ホットスワップならよかった。)

重箱の隅をつつくと、だいたいキートップはこんなものなのか、取り外すためにわざとゆるく作ってるのか、ほんの少し大きめに左右に揺れるため、キースイッチの中心を打ってる感覚がずれて高級感(笑)が減る。



・総評
価格を考えても、全体として作りは良いし、デザインも落ち着いている。
キートップ塗装とその耐久性が少し気になる以外は特に不満はないし、おすすめできる。


・ハードウェア仕様
キー数:91キー/日本語
インターフェース・コネクタ:USB(Aタイプコネクタ)
キーピッチ:19mm
キー方式:メカニカルキー
キーストローク:3.0±0.5mm
動作力:400-SKB057BL:青軸55±10gf
    400-SKB057R :赤軸45±10gf
消費電流:100mA以下
サイズ・重量:W354×D127.5×H22.5mm・約500g
ケーブル長:約1.5m
対応機種:Windows搭載(DOS/V)パソコン※1
対応OS:Windows 10・8.1・8・7
その他:Nロールオーバー対応(全キー)

・ライティング機能設定
ライティング機能設定(一部編集)



LEDを点灯させないようにする2つの方法(A・B)
(任意に設定できることからMCUで制御してると思われるので、余計な処理をさせないAをすすめる。)

方法A.自分で割り当てる点灯方法を使う。
1.「Fn」 + 「F12」 を同時に押すと、F1~F5が点滅する(設定モード開始)。
2.点滅しているキーを押して、割り当てるキーを選択する。
3.光っているキーを押して、非点灯の状態にする。
4.「Fn」 + 「F12」 を同時に押す(設定モード終了)。
5.「Fn」 + 「割り当てたキー(F1~F5)」を同時に押す(設定したモードに切り替える)。

方法B.常時点灯モードで暗くする。
1.「Fn」 + 「F11(常時点灯モード)」を同時押し。
2.「Fn」 + 「ほ(-)」を何回か押してLEDの明るさを下げる。



・仕様(?)
Fn + F11 の常時点灯モードのとき、 CapsLock と ScrlLock キーは有効・無効の状態を示すインジケータとして使用される。
よって通常状態(OFF)では、LEDは点灯していない。それぞれのキーは、有効(ON)になった場合のみLEDが点灯する。
(ライティングモードによっては、点灯していないから壊れていると思われるかもしれないので注意。)


・姉妹製品
もともとはDAREU EK820がオリジナルでJIS仕様に変更されているようだ。箱も同じ。キー軸も同じ。付属ケーブルも同じ。
ただし、つるしではなく、金属板は作り直してあり日本仕様である。基板までは分解していないので不明(おそらく専用設計だろう)。
しかし、一部の製品や自作用キーボードキット向けで売っている金属板・基板などは、ISOにも対応できるように汎用的な設計をしているものだが、これはそうではない。
EK820ではBluetoothが使えるような仕様のものらしく(実際は使えない)、上面裏側にBT用のスイッチがあり、
400-SKB057ではふさがれているが、同じ形状のスイッチがはまりそうな跡がある(切削はされていない)。
また、EK820のようなESCとF1の間のBT接続インジケータの穴あけ・印字もされていない。


・キーボード動作確認サイト
http://keyboardchecker.com/

2019/10/30

リチウムイオンバッテリのメモ


BATTERY UNIVERSITY
https://batteryuniversity.com/learn/article/how_to_prolong_lithium_based_batteries より

・Low DoD
充電が完全な状態や少ない状態を行き来するような使い方(放電)をすると、バッテリの寿命が短くなる。
完全な放電と充電を行き来するような使い方をしてはいけない。
リチウムイオンバッテリはメモリ効果がなく、周期的な放電サイクルを必要としない(だたし公正は必要となる場合がある)。
DoD は 10 %程度が一番良い。(Table 2 )

・保管温度
保管温度は、低いほうがより放電が少ない。[0 deg](Table 3)

・充電電圧
寿命の観点から、最適な充電電圧は 3.92 V/cell である。
多くのリチウムイオンは 4.20 V/cell に充電され、最大充電電圧 0.10 V/cell 減少するごとにサイクル寿命が2倍になるといわれている。

(最大電圧まで充電されたときの容量 100 % の新品バッテリにおける基準で、3.90 V/cell 時における利用可能な保存されたエネルギーは 60 - 65%。 (Table 4)
電圧を直接測れない場合、電圧による充電制御はできないので、この値を参考にすればよい。

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携帯電話、パソコン、タブレット、デジカメのための充電は 4.20 V/cell まで充電される。
これは最大の容量を考慮しており、消費者は最適な実行時間が欲しいに他ならないためである。
工業においては、寿命のためにより低い充電電圧差を選んでいるからかもしれない(衛星や電気自動車)。
安全の観点から多くのリチウムイオン電池は、4.20 V/cell を超えることを許可しない。
より高い電圧は容量を増加させるが、過度な電圧は寿命を短くし、安全性を低くする。
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・DST (Dynamic stress tests)
実験結果では、75-65% SoC(State-Of-Charging) が一番良い。(Fig 6)

・内部抵抗
充電回数が多くなると、直流抵抗や交流抵抗は上がる。(Fig7)
バッテリ電圧4.1Vから61%分使用し、バッテリ電圧4.1Vまで再充電を繰り返し行った場合が一番悪く、
バッテリ電圧3.9Vから20%分使用し、バッテリ電圧3.9Vまで再充電を繰り返し行った場合が一番良い結果となる。
一番悪い結果の条件では、100回繰り返し再充電を行ったあたりから直流抵抗が大きくなる傾向にあるようだ。Cycles 0 - 1000, 40 - 60 mOhm[R dc, 10s]
また交流抵抗においても、繰り返し使用すると上昇する傾向にある。
(バッテリが劣化したら内部抵抗が上がるならば、劣化したバッテリはより熱を持ちやすい?)

・急速充電
なるべく避ける。