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2018/09/12

KOSS Porta Pro の修理と改良 (MMCX化と断線対策)



Sennheizer のイヤホンのイヤーパッドを交換したが、それ以前には KOSS Porta Pro (ポタプロ)を使っていた(2012年頃に購入したはず、まだ安かった頃)。
なぜ使わなくなったのかというと、同じくイヤーパッドが劣化したこと、また、断線したことが理由である。

イヤーパッドは仕方ないが、雑に扱うと断線する問題を抱えているように思える。
また、使用されている配線が劣化して、表面が硬化するという問題もある。(もし素材が変わっていたら、この問題はないと思われる。)

断線した箇所は、ヘッドフォンのスピーカーユニットから配線が出ているすぐの場所である。
この場所は、ヘッドフォンを頭から外すときに、ヘッドフォンの調整バンドを最大にしていると、左右の配線がぶつかり合うところである。
配線同士ぶつかり合わないように、丁寧に扱う、ヘッドフォンを広げて頭から取り外し、調整バンドで短くしながら置くなどを行っていたが断線してしまった。
毎回この操作を行っていたらものすごく面倒なので、ときどき雑に扱っていた(単純に取り外して置く)。
また、配線が劣化により配線表面が硬化したことで、しなやかさがなくなり、力がうまく分散されずに断線した?ことも原因の一つと考えられる。

断線対策

調整バンドをほぼ最大に使用する場合に、断線を発生させないようにしたい方は、まずイヤーパッドの交換をオススメしたい。

どのイヤーパッドでよいのではなく、なるべく分厚いものを使用すること。
イヤーパッドの厚みで配線同士の接触を回避できる。

参考に購入したリンクを以下に貼っておくが、Amazon 等でも同等品が見つかると思う。



記事のタイトルにも書いている通り、MMCX化(リケーブル)を行った。
断線した箇所を特定し、切断して、はんだ付けすることで修理できるが、配線が劣化しているので、元の配線を使うことは考えず、交換することにした。
配線だけを買って交換するのもよかったが、上記の問題により、再度断線する可能性がありうるため、MMCX 端子を使って、交換・改良(改造?)した。

手順

1. スピーカーユニットを取り外す(L or R をメモしておく)。
2. スピーカーユニットにある扇形のプラ部品を取り外し、スピーカー端子部(基板)を出す。
3. テスターで信号線の確認後(※)、配線をスピーカー端子部から取り外す。※赤が +
4. MMCX 端子をどこに配置するか決める。
5. プラ部品を加工する。
6. MMCX 端子とスピーカー端子部をつなぐ配線を作り、はんだ付けを行う。
7. MMCX 端子を固定する(ホットボンド)。
8. プラ部品をはめ込み、スピーカーユニットをヘッドバンドに取り付ける。


MMCX 端子を扇形プラ部品の中に内蔵したかったが、設置するスペースが予想したよりもなく無理であったので、
MMCX 端子は扇形プラ部品よりオフセットして、ホットボンドで固定することとなった。
また、内蔵を前提にプラ部品を加工していたので、片方の部品だけ穴を大きくしてしまったため、ホットボンドでふさいだ。
(ホットボンドを見える位置に使うことは、したくない。したくなかったが、注入用の冶具を作ってきれいに成型したら見栄えはよくなるかもしれない。)

スピーカーユニットにプラ部品を見ると配線を通せるような切れ込みがあったのでそれを利用することを考え、元の配線取り出し位置はふさぎ、
扇形プラ部品の上側側面(はめ込む側から見て左上)を加工して配線を出して MMCX 端子と接続した。
その場で思い至ったため、左右対称にしないといけないことを忘れていた。

なにも考えず、切れ込み部を配線引きに利用したため、作って組み立てたあとに MMCX 端子が左右対称になっていないことに気付く。
製造コスト削減のために共通部品を使うのが、あたりまえである。
つまり、加工した部品を裏返したら反転するから中心よりオフセット設置した MMCX 端子が逆位置に。同じように加工してはだめである・・・
もしオフセットがなく中心であったなら、そのままでよかったが、考えなさすぎであった。


MMCX化されたポタプロ

MMCX 端子

計画性のなさ。
出来上がりの想像力のなさ。
ださい出来になってしまった。


修理・改良に使った部品

MMCX 端子は Amazon.co.jp のマーケットプレイスから購入したため個数指定ができず(約1000円/5ヶ)、修理費がかさむ。

MMCX対応ケーブルは、BG の一番安価なものにした(約500円)。金メッキ、シールドあり。耳掛け用であるので画像のように曲がっている。安価なMMCXケーブルがほしければコレ。


交換した合成皮革イヤーパッド(約400円)。他ヘッドフォンとの兼用部品のためか、はめしろが広い。純正スポンジタイプとは装着感は雲泥の差でよい。パッドが劣化したらコレ。
修理費の合計は1900円程度。


修理・改良後のレビュー

ずいぶん前に使っていたため、音がどう変わったかか判断できない。
やはり低音がよく出るなという感じで、元の音に戻ったかな?程度である。
高価なケーブルを買えば違う音が出たり、特性が変わるんだろうけども、断線の可能性がなくなっただけでヨシとする。

追記:
検索すると、MMCX化されている方がいて、中心部にきれいに収まっていた。手軽に入手可能な MMCX 端子がなかったので、規格を調べることはしなかった。使った MMCX は基板用レセプタクルの半月と四角の半々タイプである。MMCX 化する人はいないと思うが、もう少し小さいタイプなら可能だと思う。